2022年5月10日
世界中で毎日、さまざまなクリエイターが人々にインスピレーションを与え、カルチャーを形作っています。ブロックチェーン技術がもたらすこの素晴らしい機会のおかげで、こうしたクリエイターが新しいツールを利用して収入を得られるようになりました。また、クリエイターのファンも、アート、画像、動画、音楽、トレーディングカードといったデジタルコレクティブルを非代替性トークン(NFT)として購入し、お気に入りのクリエイターをサポートすることができます。Instagramは今週から、一部のクリエイターとコレクターを対象に、自分のデジタルコレクティブルをシェアできる機能の提供を開始しました。
クリエイターは、NFTなどの新しいテクノロジーを利用することにより、自分の作品、ファンとの関係、収益化の方法をもっと管理できるようになります。Metaでは、クリエイターの利用体験をより良いものにし、収益化の機会を増やせるよう支援し、NFTをさらに多くのオーディエンスに広めるために、クリエイターがMetaのテクノロジー上でどのような活動をしているのか調査を続けています。
米国の一部のクリエイターとコレクターを対象に、自分が制作または購入したNFTをInstagram上でシェアできる機能のテストを開始します。これには次の機能が含まれます。
この機能を提供するために、Metaはイーサリアムなどのオープンブロックチェーンから公開データを取得して体系化します。この公開ブロックチェーンデータからMetaが特定できる情報は、コレクターやクリエイターが自分のサードパーティウォレットをInstagramにリンクしている場合に、どのコレクティブルがその人に所属しているかだけです。リリース時にサポートされるのはイーサリアムとPolygonのみですが、FlowとSolanaも近く追加される予定です。利用できるサードパーティウォレットにはRainbow、MetaMask、Trust Walletが含まれ、近くCoinbase Wallet、Dapper、Phantomも追加される予定です。Instagramでデジタルコレクティブルを投稿またはシェアするにあたって、手数料が課せられることはありません。
重要なのは、この分野に早い段階から取り組むことにより、多様な声に力を与え、少数派の人々がNFTのような新しいデジタル資産にアクセスできるようにすることです。NFTへの対応を進めることで、NFTへのアクセスや参入を容易にし、NFTをあらゆるコミュニティにとってよりインクルーシブなものにしたいと考えています。また、Instagramをすべての人にとって安全で楽しい場所に保つことも重要です。そのために、利用者がMetaのツールを利用して、自分のアカウントの安全を確保したり、コミュニティガイドラインに違反するデジタルコレクティブルを報告したりできるようにします。さらに、ブロックチェーン技術やNFTが持続可能性に関する重要な問題を提起していることを、Metaは理解しています。そのために当社は、再生可能エネルギーを購入し、Instagramでのデジタルコレクティブルの表示が二酸化炭素排出量に与える影響を減らすことを計画しています。持続可能性に関するMetaの取り組みについて、詳しくは基本情報こちらをご覧ください。
Metaはこれからも、デジタルコレクティブルへのアクセスを拡大し、NFTを所有するメリットをさらに多くのクリエイターとコレクターに提供する予定です。現時点で対象となっているデジタルコレクティブルをご覧になりたい場合は、以下のアカウントをフォローしてください。@adambombsquad、@bluethegreat、@bossbeautiesnft、@c.syresmith、@cynthiaerivo、@garyvee、@jenstark、@justmaiko、@maliha_z_art、@misshattan、@nopattern、@oseanworld、@paigebueckers、@phiawilson、@swopes、@yungjake。
– @maliha_z_art
– @bossbeautiesnft
Metaでは、この新しい分野への投資を始めるにあたって、これからもフィードバックに耳を傾けていきます。まもなくFacebookでもデジタルコレクティブル機能を展開するほか、デジタルコレクティブルをInstagramストーリーズのARスタンプとして表示・シェアする機能を導入します。ARに対するMetaの取り組みについて、詳しくはこちらでご覧いただけます。
また、このテクノロジーがもたらすメリットをクリエイターとコレクターにもっと提供できるようにするため、今後数か月にわたって追加機能の導入を検討していきます。
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