InstagramとFacebookの新しい時間管理ツール | Instagramブログ

作成:  

Ameet Ranadive, David Ginsberg

2018年8月1日

Ameet Ranadive、Instagram製品管理ディレクター

David Ginsberg、Facebookリサーチ担当ディレクター

このたび、アクティビティダッシュボード、毎日のリマインダー、お知らせを制限できる新しい手段など、InstagramとFacebookの利用時間を管理するための新たなツールをリリースしました。これらのツールは、メンタルヘルス分野の優れた専門家や専門組織、教育機関の協力やアドバイス、広範囲に及ぶ独自の調査、コミュニティからのフィードバックに基づいて開発されました。弊社では、InstagramやFacebookを計画的にご利用いただき、前向きで活力に満ちた時間をお過ごしいただきたいと考えています。これらのツールによって、弊社のプラットフォーム上で過ごす時間をご自身で管理しやすくなることを願っています。また、インターネットの利用について、保護者と子どもの会話のきっかけになれば幸いです。

ツールにアクセスするには、それぞれのアプリで設定ページに移動します。Instagramでは[アクティビティ]を、Facebookでは[Facebookの利用時間]をそれぞれタップします。各ページの上部には、そのデバイスで各アプリを利用した時間の平均を示すダッシュボードが表示されます。バーをタップすると、その日の総利用時間を確認できます。ダッシュボードの下で毎日のリマインダーを設定すると、その日にそのアプリを利用したい時間に達するとアラートが届くようになります。リマインダーはいつでも変更またはキャンセルできます。また、[お知らせ設定]をタップすると、新登場の「プッシュ通知のミュート設定」にすばやくアクセスできます。この機能を使うと、集中する必要がある時間にInstagramやFacebookのお知らせを制限できます。

弊社は、自分がどのくらいの時間をプラットフォーム上で過ごしているのかを利用者自身が理解し、その時間を管理しやすくする責任があると考えています。利用者がつながり、関係を築くのに役立つ環境を構築するためにFacebookチームがどのような取り組みを行っているかについては、インサイトをシェアしています(2017年12月)。

その他のツール

利用時間については今後も改善や取り組みが必要だと考えていますが、過去1年間にわたり、InstagramやFacebookの利用環境をコントロールするさまざまツールを導入してきました。Facebookでは、トップに表示非表示フォローをやめるキーワードのフォローの一時休止などの機能でニュースフィードの質を高め、最も関連性の高い投稿が表示されるようにしました。Instagramでは、フィード内の「以上です」というメッセージの表示、キーワードフィルター、「不適切なコンテンツ」画面、不快なコメントやいじめのフィルターなど、コミュニティに積極的に配慮するための強力なツールを導入しました。

また、自殺防止のために、事前検出の拡大や、初動対応者の特定方法の改善など、世界全体で継続的な取り組みを行っています。弊社のアプローチは、Save.orgなどメンタルヘルスに関する活動団体と協力するほか、自殺を考えたり、自殺未遂をした経験のある人からの意見も取り入れて考案されました。

地域への働きかけ

3月には、Facebook安全サミットを開催し、100以上の組織、研究者、専門家、およびティーンを招待して、安全とテクノロジーの問題、テクノロジーが私たちの心身の健康に与える影響など、幅広いトピックについて話し合っていただきました。また、Scholastic and Yale Center for Emotional Intelligenceと提携し、学生が社会性のある行動をとれるようにするための授業を教師が簡単に行えるように設計された社会的・感情的学習カリキュラム「Best Selves」を開発し、立ち上げました。そのほかにも、Stand for Children、ハーバード大学のMaking Caring Commonなどの専門家とともに「思いやり」カリキュラムを開発し、登録した中学校に30日間の「思いやり」カリキュラムを指導するKind Schools Challengeを立ち上げました。

InstagramとFacebookでは、利用時間の長さだけでなく、利用者の皆さまがその時間をどう過ごすかが大切であり、オンラインで過ごす時間が人々にどのような影響を与えるのか、オープンに話し合う責任があると真剣に考えています。これらの新しいツールは重要な第一歩であり、今後も皆様にとって安全で思いやりのある、協力的なコミュニティを育むための取り組みを続けてまいります。

これらのアップデートは、間もなくInstagramとFacebookに導入されます。