若い利用者のために、安全性とプライバシーを強化したエクスペリエンスを提供

2021年7月27日

若い利用者にとっての安全・プライバシーと、楽しさを両立できるエクスペリエンスを構築することは、Instagramの課題です。若い利用者には、気軽に友達を作りいつでも家族と連絡をとってほしいものですが、望まないDMやコメントを介して知らない人と関わってほしくはありません。若い利用者のアカウントは非公開にすることが最適だとInstagramは考えています。とはいえ、アカウントを公開してフォロワーを増やしたいという若いクリエイターもいるでしょう。

そこでInstagramは、若い利用者にInstagramを楽しんで利用してもらうことと、若い利用者の安全を守ることをバランスよく両立するために、以下のような変更を導入することを発表します。

  • 若い利用者のアカウントはデフォルトで非公開に
  • 不審なアカウントが若い利用者を見つけることをより困難に
  • 広告主が広告で若い利用者にリーチするためのオプションを制限

16歳未満の利用者のアカウントはデフォルトで非公開

非公開アカウントを使用すると、自分のコンテンツへの閲覧と反応ができる人を管理できます。自分のコンテンツを再シェアすることを許可した場合を除き、自分をフォローしていない人は自分の投稿やストーリーズ、リールを見ることができません。また、投稿、ストーリーズ、リールでの自分のコンテンツに、フォロー外の人がコメントすることはできません。フォロー外の人の[発見]やハッシュタグなどに、自分のコンテンツが表示されることもありません。

非公開アカウントを使用すると、自分のコンテンツへの閲覧と反応ができる人を管理できます。フォローしている人でないと、自分の投稿、ストーリーズ、リールが見られないようになります。また、投稿、ストーリーズ、リールでの自分のコンテンツに、フォロー外の人がコメントすることはできません。フォロー外の人の[発見]やハッシュタグなどに、自分のコンテンツが表示されることもありません。

これまで、若い利用者がInstagramに登録する際は、公開アカウントと非公開アカウントのどちらかを選べるようにしていましたが、最近の調査の結果、若い利用者はよりプライベートな体験を望んでいることがわかりました。テストでは、若い利用者10人中8人が、登録時にデフォルトの非公開設定を受け入れていました。

すでにInstagramの公開アカウントを持っている若い利用者に対しては、非公開アカウントのメリットを強調し、プライバシー設定の変更方法を説明するお知らせを表示する予定です。この変更が導入された後でも、若い利用者が希望する場合は公開アカウントに切り替えることや、現在のアカウントを公開状態のままにすることができます。

「ほとんどのプラットフォームでは参加可能な最低年齢を13歳に設定していますが、誕生日を迎えたからといって若い利用者が突然メディアリテラシーの高い参加者に変わるわけではありません。16歳未満のアカウントをデフォルトで非公開にすることで、デジタル市民としての安心感、自信、能力を若い時期に養い、生涯にわたって継続する習慣を育むことができるようになるのです」

— Dubit、グローバルトレンド担当シニアバイスプレジデント、David Kleeman氏

また本日、Facebook社が提供するアプリ全体で利用者の年齢を把握するために企業として実施している手順をまとめた記事が公開されました。

「今回の一連の変更は、若いInstagram利用者に、より安全でプライベートなエクスペリエンスを提供するための重要なステップです。特に、機械学習を利用して成人との交流が適切ではないケースを判断することは、若い利用者が交流する相手を自分で選択できることにつながります。さらに、16歳未満の利用者のアカウントをデフォルトで非公開にすることで、彼らのコンテンツを成人が見つけにくくなります」

— ConnectSafely、CEO、Larry Magid氏

望まない連絡が届くのを防ぐ

若い利用者に非公開アカウントの利用を奨励することは、成人からの望まない連絡を阻止するという観点で、正しい方向への大きな一歩です。しかし、Instagramではさらに一歩進んで、一部の成人が若い利用者のアカウントを見つけにくいようにしています。

Instagramでは、不審な振る舞いを示したアカウントを見つけ、そうしたアカウントが若い利用者のアカウントとやり取りできないようにする新しい技術を開発しました。「不審な行動」を示したアカウントとは、例えば、最近若い利用者からブロックされたり、報告されたりした成人が所有するアカウントのことです。

Instagramでは、この技術を利用して、[発見]、[リール]、[おすすめのアカウント]で若い利用者のアカウントがこのような成人に表示されないようにしています。そのような成人が若い利用者のアカウントをユーザー名で検索して見つけたとしても、フォローすることはできません。また、他の利用者の投稿に寄せられた若い利用者のコメントを見たり、若い利用者の投稿にコメントすることもできません。Instagramでは、この技術を適用できる新たな場所を今後も探していきます。

これらの変更は、米国、オーストラリア、フランス、英国、日本で導入を開始し、近日中にさらに多くの国に拡大していく予定です。

「アプリ上で不審な振る舞いを示す成人が未成年者を発見する可能性を最小限に抑えるために、Instagramが技術的なソリューションを活用しているのは素晴らしいことです。Instagramは今年、つながりのない成人が未成年者にメッセージを送れないようにする対策を講じましたが、今回の変更で対策がさらに強化されました。16歳未満であると表明した新しい利用者をデフォルトで非公開アカウントにするというInstagramの新しいポリシーは評価に値するものです。私たちは常日頃から、10代の若者のソーシャルメディアプロフィールをすべて非公開に設定することを推奨しています。そうすることで、若者たちは自分の投稿を見ることができる人をより適切にコントロールできます。青少年は、誰と何を共有したいのか、その境界線を探っている段階にあります。デフォルトで非公開に設定することは理にかなっているのです」

— Cyberbullying Research Center、共同ディレクター、Justin Patchin氏

広告主による若い利用者へのリーチ方法を変更

Instagramではさらに、広告主が広告で若い利用者にリーチする方法にも変更を加えています。今後数週間のうちに、広告のターゲティングに18歳(一部の国ではそれより高い年齢)未満の利用者を含めるには、基準として年齢、性別、位置情報でしか設定できなくなります。つまり、興味・関心や、他のアプリやウェブサイトでのアクティビティなど、これまで選択できたターゲット設定オプションは利用できなくなります。この変更は全世界で導入され、Instagram、Facebook、Messengerに適用されます。

Facebook社では、関連性が高い広告を利用者に表示することで、利用者が興味のある商品を発見し購入できるようになると考えています。利用者に最も関連性の高い広告を表示するために、広告主は自分の広告を見てもらいたい利用者のタイプを選択します。例えば、特定の興味・関心(バスケットボールなど)を持つ利用者に広告を表示したり、広告主やその他のパートナーから共有された、ウェブサイトやアプリケーションでの利用者のアクティビティに関する情報に基づいて広告を表示したりできます。このような情報には、ある利用者が特定の靴をショッピングカートに入れたかどうか、夏用の新しいグリルを閲覧したかどうかといった情報が含まれます。

Instagramではすでに、広告表示設定のコントロールなど、自分の興味・関心に基づく広告や他のウェブサイトやアプリでのアクティビティに基づく広告が表示されないように利用者が設定できる手段を提供しています。しかし、青少年の支援団体からは、若い利用者にはこうした判断をする能力が十分に備わっていないという意見が寄せられています。Instagramはこれに同意し、広告主が広告を通じて若い利用者にリーチする方法について、より予防的なアプローチを採用しています。

若い利用者が18歳になった時点で、広告主が利用者にリーチするために使用できるターゲット設定オプションと、利用者が広告体験をコントロールするために使用できるツールについて、利用者本人に通知します。詳しくは、ビジネスヘルプセンターをご覧ください。

今後の取り組み

Instagramでは、若い利用者にInstagramを楽しんで使ってもらいたいと願っていますが、プライバシーと安全性についても妥協することはありません。今後も、若い利用者とその保護者、議員、専門家の意見を聞きながら、若い利用者が楽しむことができて、保護者に信頼されるInstagramを築いていきます。

「危険人物を若い利用者に近づけさせないようにに今回打ち出された方針は、歓迎すべきイノベーションです。若い利用者には、暗闇に潜む危険人物に恐れることなく、SNSでのやり取りを模索する権利があります。若い利用者は基本的に、個人情報の共有に伴うリスクを理解してはいます。ただし、実際のプライバシー設定については、それほど詳しくない人も多いようです。アカウントがデフォルトで非公開になることによって、選択の自由に何らかの制限が課されることもなく、若い利用者は時間をかけながら、プライバシーを管理することに受け入れ学ぶことができるのです」

— Insight SA、国際アドバイザー、Janice Richardson氏(欧州評議会の専門家)

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