完璧でなければというプレッシャー
Instagramでありのままの自分を安全に表現し、自分と他者を大切にする方法
Instagramは、皆さまがInstagramで過ごす時間が、前向きで刺激に富み、かつ意図のあるものであってほしいと考えています。そこでInstagramとThe Jed Foundation (JED)は、自分自身にとって最良のInstagramの利用方法を知るのに役立つツールキットを共同で開発しました。その目的は、オンラインでの時間がメンタルヘルスに及ぼす影響について意識するよう利用者の皆さまに促すことです。また、このツールキットは、より良い体験をするためのアドバイスやツールを提供し、オンラインで過ごすことに対する考え方や議論を深めるためのリソースも紹介しています。
あなたが目にする他人の投稿は、その人の人生のほんの一部にすぎません。「完璧でなければというプレッシャー」は、そのことを伝えるためのツールキットです。1つの投稿や動画が、起きていることのすべてであることはまずありません。それを理解することで、「自分の投稿がある種の規範に則っていなければ」という重圧から解放されます。自分と他者を比べるのではなく、「よく考えて自分のことを他人にシェアする」ことに意識を向けるようにすれば、Instagramでの時間がもっと意図と意義のあるものになるかもしれません。
ルールブックではなく、ツールブック
私たちは、「こうあるべき」や「これをすべき」と言うつもりはありません。「完璧でなければというプレッシャー」は、画像そのものを読み解くだけでなく、画像に対する自分の感情を理解することにも役立ちます。Instagramで時間を過ごしているときに自分が何を感じているか、たまたま見つけたコンテンツや他の利用者に何を感じるか、自分がシェアしたもの、あるいはシェアしなかったものに対して何を感じるか。自分に関するこうした気づきを得ることで、ツールやおすすめを参考にしながら、Instagramの利用について、情報に基づいた決定ができるようになります。
このツールキットの目的は、Instagramと同様、利用者の皆さまに楽しんでいただくことです。人とつながって会話を楽しむための方法を提案することが目的です。友達とクイズに挑戦して結果について語り合ったり、読んで学んだことについて話し合ったりしてみてください。
クイズやその他の資料は、こちらをクリックしてご覧ください。
協力団体
フランスでは、Tralalere、Génération Numérique、e-Enfanceの協力を得て、若者がオンラインで時間を過ごす際に直面し得る社会的プレッシャーに対処するためのツールキットを作成しました。このキットでは、ソーシャルメディアで自己表現する際にプラス思考とバランス感覚を持つ方法を紹介しています。
保護者向けのガイドでは、若い世代が日々の生活の中で時として感じる「完璧でなければというプレッシャー」について、子どもと語り合うためのヒントを紹介しています。また、ツールキットに示されたヒントを実際にInstagramアカウントに適用するため、BRUTとも協力しました。
オーストラリアではThe Butterfly Foundationの協力を得て、「ボディポジティブ」のムーブメントに関連した画像や、うそ偽りのないInstagramでのシェアについて紹介する、若者向けのキャンペーンを展開しました。
英国ではInternet MattersとChildnetの協力を得て、若者が直面し得る社会的プレッシャーと、ソーシャルメディアで自己表現する際にプラス思考とバランス感覚を持つ方法を紹介するツールキットを作成しました。
ドイツではJuuportとBravoの協力を得て、オンラインでの時間が自己評価に与える影響について若者に考えさせるスクラップブックを作成しました。BravoとJuuportのサポートで作成されたスタンプ、クイズ、シェア可能なコンテンツは、「完璧でなければというプレッシャー」について会話を始めるきっかけ作りに役立ちます。